【副社長の本棚①】『ライオンのおやつ』― 今の私に届いた一冊

私は週に1冊、本を読む生活を楽しんでいます。

実は私、13歳から30歳までの17年間、本が読めませんでした。

そのお話はまた別の機会にするとして、今日は最近読んだ一冊をご紹介します。

今回の一冊

『ライオンのおやつ』小川糸 著

2020年本屋大賞 第2位

私の評価:★★★★★(5/5)

「人生の最後に食べたいおやつは何ですか?」

この帯の言葉に惹かれて、手に取った一冊です。

小川糸さんの作品が大好きな私。

特に、食べ物を言葉で描く表現には、いつも心の胃袋をつかまれます。

文章を読んでいるだけなのに、味や香り、食べるときの幸せまで伝わってくる。

そんな表現に出会うのも、私にとって読書の楽しみのひとつです。

本は、必要なときにやってくる

私は、そのときの自分に必要な本が、不思議とやってくると思っています。

「読まなくちゃ」と思って選んだ本ではなく、

「今が読むときだ!」

という時が必ず来ます。

読み終えてみると、

「ああ、今の私には、この本が必要だったんだな」

そうやって私のところにやってきてくれた本は、必ず何かを教えてくれます。

今回も、まさにそんな一冊でした。

自分に誠実に生きているか、と問われた気がした

物語の主人公は、若くしてホスピスに入る女性。

死というテーマを扱った物語です。

でも読み進めるうちに私が強く感じたのは、

「どう死ぬかではなく、どう生きるか」

ということでした。

今、自分が持っているものに目を向けること。

そこから湧いてくる感謝を大切にすること。

そして、自分の心と体の声を聞くこと。

私自身、母を早くに亡くした経験があります。

だからこそ、人の死が残された人に与えるものについても、深く考えさせられました。

今日の自分に、正直でいること。

そして、周りの人だけでなく、自分自身にも感謝を返していきたい。

そんなことを思いました。

実は、本を読み終えたとき、必ず自分に問いかけることがあります。

「この本は、どんなメッセージを届けてくれたか?」

面白かった、面白くなかった。

もちろん、それも読書の楽しみです。

でも、そこで終わらせずに、もう一つ問いを投げかけてみる。

すると、物語を楽しむだけでは気づかなかった何かが、自分の中に残ることがあります。

同じ本でも、読む人によって、受け取るメッセージはきっと違う。

同じ人でも、読むタイミングによって違うかもしれません。

だからこそ、読書って面白いんだと思います。

よかったら、次に本を読み終えたとき、ぜひご自身にも問いかけてみてください。

『ライオンのおやつ』は、私にとって文句なしの星5つ。

またいつか、必ず読み返す作品です。

🌱 本と出会って、人生をカラフルに。

副社長の本棚では、読んだ本の感想と、その一冊から受け取った私なりのメッセージを、気ままに綴っていきます。

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